カウンター越しの壁面の版画はフランスの画家ポール セザール エリューによるもの。首に巻いたリボンが色っぽいし、意思のある瞳、、。現代的な女性です。こんなきれいな女性を眺めながら紅茶を飲むのは至福の時間です。
エリューはドライポイントの肖像画で人気を博した20世紀初頭の人です。人気があったのわかりますよね。奥さんは美しいイギリス人で奥さんや子供をモデルにした作品もたくさん残しています。作家のプルーストとも仲が良く、「失われた時を求めて」の中の画家のモデルだそうです。(「失われた時を求めて」も紅茶とマドレーヌから始まる広大な物語です。)
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