紅茶の中でも最も人気の高いのがダージリンの紅茶。インドの北西部、2000メートル級の高地であるダージリン地方の紅茶です。約80の茶園が生産主体です。正面にはヒマラヤのカンチェンジュンガの山頂が見えるそうです。8600メートルの山頂から吹く風が重要だとか。
紅茶はもともとは中国が原産地。イギリスの粘り強い紅茶への熱い努力がダージリンでの紅茶栽培を成功させました。
ダージリンの紅茶の魅力は何といっても香り高さ。昔ながらの製法が今も続いているそうです。
グランドヒマラヤは約80あるダージリンの茶園でも比較的新しい茶園です。
版画家吉田博 1930年にダージリンに赴きカンチェンジュンガの版画を残したのが版画家の吉田博。
お店にあるのは吉田の古い絵葉書ですが、カンチェンジュンガの朝焼けが描かれています。エッセイ集の「高山の美を語る」にはダージリンに旅行した際の印象が書かれています。時代を見る目のあった吉田は海外で高い評価を得ており、亡くなったイギリスのダイアナ妃の執務室にも何枚か飾られていたそうです。
2024年12月16日から2025年1月30日まで熱海のMOA美術館で「吉田博版画の100年」という展覧会が開かれます。吉田博の木版画をリアルに楽しめるチャンスです。お薦めします。